ご挨拶

鍼灸で甦った健康と希望の物語

　　体の異変との闘い

私は中学時代、陸上競技に打ち込む毎日を送り、体を動かすことが生きがいでした。しかし、高校に入学した途端、思いもよらない体の異変に見舞われました。最初は膝の痛みから始まり、次第に足全体が重く感じられるようになり、毎日お腹の不調が続くように。膨満感、下痢、便秘を繰り返し、全身が疲れ切ってしまい、ただ横になっているのが唯一の安らぎでした。

周囲からは「根性なし」や「怠けている」と思われたかもしれませんが、実際には自分でも何が起きているのかわからず、苦しむばかりでした。青春を謳歌するはずの高校生活は、体との闘いに明け暮れた日々となり、楽しむどころか、ただ不安に押しつぶされる毎日でした。

　　治療探しの旅

体を治したい一心で、私はありとあらゆる治療法を試しました。出張整体、マッサージ、整骨院、リラクゼーション、ペインクリニック、内科、スポーツ整形外科と、数えきれないほどのクリニックを訪れました。しかし、どこに行っても「問題はありません」と告げられるばかり。絶望感は深まり、ついには悪霊が取り憑いているのではないかと厄払いまで行いました。

走ることしか能がない私にとって、走れないという事実はまさに絶望そのものでした。どんなに努力しても原因がわからず、私は自己嫌悪に陥り、ただ苦しむばかりでした。

　　東洋医学との出会い

そんな中、私は東洋医学の考え方に出会いました。そして、東洋医学の勉強をしたいと思いました。

私は、今まで、西洋医学中心の治療を受けてきましたが、東洋医学というものがあるのだと知り、東洋医学の考え方を取り入れている鍼灸師の先生を探しました。正直、最初は「鍼を刺されるなんて…」という不安がありましたが、これまで試してきた治療がすべて無駄に終わった中で、鍼灸なら何かが変わるかもしれないという期待も抱きました。

実際に治療を受けてみると、体は驚くほどの変化を見せました。鍼灸の治療を通して、私の不調の原因は「消化機能の不足」「自律神経の不調」「IBS傾向」にあることがわかりました。これまでの西洋医学のアプローチでは見逃されていた部分が、東洋医学の視点からはっきりと明らかになったのです。

　　学び、そして気づき

私はこの経験をきっかけに、鍼灸学校に入学し、3年間にわたって解剖学、生理学、東洋医学を学びました。多くの人が「健康」とは痛みがないことや、病院で検査して異常がないことだと思っています。しかし、東洋医学を学んで気づいたのは、健康はそれ以上に深いものであるということでした。

東洋医学は、脈診、舌診、腹診、問診、生活習慣、食習慣、職生活などを通じて体のバランスを診断し、自然治癒力を引き出すことで根本的な治療を行い、セルフで改善できる予防策の提案も行います。私自身、鍼灸治療によって3年間苦しんでいた不調から解放され、その感動を他の人にも伝えたいと思うようになりました。

　　不安と希望

もし、あなたが「鍼灸施術ってどうなんだろう…」と少しでも興味を持っているなら、その不安はとても自然なものです。私も最初は「本当に効果があるのかな…」と不安でした。しかし、いざ施術を受けてみると、その効果に驚き、やって良かったと心から感じました。

健康は一時的なものではなく、体と向き合い、継続的にケアし続けることが大切です。少しでも体に不調を感じているなら、東洋医学の力を試してみてください。あなたの体に秘められた自然治癒力を引き出し、一緒に健康な未来を手に入れましょう。

　　鍼灸がもたらす力

鍼灸治療を通して、人間の体には驚くべき力が備わっていることを実感しました。体は常に変化し、バランスを取り戻そうとしています。東洋医学の視点は、その自然な治癒力をサポートし、根本から健康を取り戻す方法です。

もし今、健康に不安があるなら、川端鍼灸治療院でその不安を解消しましょう。未来のあなたの健康を守るために、私たちは全力でサポートします。一緒に健康な人生を歩みましょう。

院長　川端　祐汰