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100万人に1人!?スティッフパーソン症候群②

週1度の施術を継続すること約半年、痛みはほぼない状態で日常生活も何とか過ごせるレベルまで回復しておりました

ですがどうしても筋肉の硬直と反射が強く出てしまうことがあり、やはりお風呂の中で突然足がつってしまったり、背中がつってしまったり夜中に症状が出たりなど大変苦労することが多かったようです

色々やってみた施術

鍼灸治療はもちろん、タイ式マッサージ、カッピング、テーピング療法、栄養指導などやれるところはいろいろやってみました

日によって体調の変化は、波があったりなかったりと様々でしたが、主にカッピングが最も効果があったと感じています。そして、ある一定の割合を行くとテーピング療法も効果があったんかなぁと言う感じでした

鍼灸治療に関しては同じような状態が続き、主に緊張をとると言うよりも自律神経を整えるような治療の方が多かったです(不安感や自律神経系の症状も出てたので…)

医師でも発見が困難!?

医師の診断、施術は主に痛み止めの注射を打つと言う事のみで、後は薬を処方しておりましたその薬も痛み止めと糖尿病の薬がメインだったといいます

ペインクリニックと大学病院で検査しても当時は何も出ませんでした

そして、ある日Tさんにとても重い症状が出ました

スティッフパーソン症候群発症

僕が施術に伺った際、Tさんは、立てずに横になっていました。かなり冷や汗をかいて動きが取れないほど筋肉が硬直し、症状強く出ていました。足がずっとつっているような状態と背中などがつっている状態が数時間続いているせいで痛みを強く感じていました

何とか少しでも和らげようと思い施術を行いましたがあまりにも状態がひどかったのでもしかしたら緊急をする可能性があるかもしれないと言う事は伝えました。しばらくすると症状落ち着いていたのですが、まだ冷や汗が止まらない状態で何とか痛みやこわばりが出ないように力を抜くよう努力していた状態でした(恐らくこれがスティッフパーソン症候群の発作だと思われます)

その晩シャワーを浴びようとTさんがお風呂場へ行った際自宅のお風呂で筋肉の硬直が強くなる症状が出てしまい.立てなくなったそうです。そのうち貧血症状が出て救急車を呼んだそうです

ですが、病院で調べたところその日は何も出なかったそうですですが、再度詳しい検査をしたところスティッフパーソン症候群ではないかと言う診断が降り、検査入院が始まったそうです

スティッフパーソン症候群発症後の経過

ここから約2ヶ月入院が始まりました

現在は自宅療養がスタートし処方箋をもらいつつ訪問リハビリと訪問整体を受けています

Tさんと話したのは、おそらくもうすでに3年前に病気があったんだと言うことです

少し早く結果が分かっていれば治療も早く始められたかもしれません

1,000,000人に1人の確率なので全国探しても約30人の症例と言われています

かなり症例が少ないので大学病院の先生たちもこの症例を見るのは大変難しいことだと思います

現時点では治療法は薬物療法を行うしかありません

治療方法は??他に見られる症状は?

入院期間は、免疫グロブリン療法を行い効果があったそうです

又、「薬で筋肉の緊張を緩和していく治療も痛みや反射を減らす意味では十分効果があったそうです」

リハビリステーションでのリハビリを行い、恐らくSPSに含まれる特徴の症状と言われるのが以下見られたそうです

◆偽性広場恐怖…広くて手すりがないことへの恐怖から脚の筋肉が硬直してしまう。 転んだら立ち上がれないという不安感から起こる可能性があり、 広い場所でも、つかまるものがある端っこなら通れる。道の横断などに不安を感じる。

◆人が多い場所…当初人が多くいる場所、主に人と人の間が通れないなどの現象があった。前述のつかまるもの~ に関係する要素がある気がする。不思議なことに環境に慣れることにより克服可能。

◆階段恐怖症 …階段の上りは問題なく行えるが、下り時に不安を抱え、かに歩きで1段1段降りることもあった。 脚の突っ張りや不安から精神面に影響してくるものの可能性が高いと思う。 1段やリハビリ室の3~5段の低い階段では全く症状が出ず、問題はなかった

これらはスティッフパーソン症候群からくる「不安症」「パニック発作」の症状との事です

ですが、これらは十分に改善出来るそうです!

「痛みなくしっかり動かせるんだ!大丈夫なんだ!」と脳に認識させていけるようリハビリと治療を行っていけば発作性の症状は十分に改善が期待できるそうです!

脳はささない事で簡単に勘違いを起こしやすい臓器

症状が1つでも改善されていくという希望があるのはとても嬉しい事

※更に次回へ続く