乳腺炎に効くツボ「中府」の効果と刺激方法

乳腺炎は、授乳中の女性に起こる炎症性の状態であり、痛みや腫れなどの症状を引き起こします。

乳腺炎の治療や予防には、薬物療法や適切な授乳方法が一般的に用いられますが、伝統的な東洋医学では、ツボ刺激が効果的なアプローチとされています。

特に、「中府」というツボが乳腺炎に効果があると言われています。

「中府」とは、胸部に存在するツボであり、乳腺炎の症状を和らげる効果が期待されています。

具体的には、乳房の詰まりを解消し、炎症を鎮める働きがあるとされています。

【中府の位置】

「中府」は、胸部にあります。具体的な位置は、鎖骨に沿って、乳房の上部から指で1.5〜2センチ下の位置にあります。左右の乳腺に対して対称的に存在しています。

【中府の刺激方法】

中府を刺激する方法はいくつかありますが、一般的な方法をご紹介します。

温める: 中府を温めることで血行を促進し、乳腺の詰まりを解消することができます。温める方法として、温湿布を中府の上に当てたり、温かいシャワーを浴びることが有効です。　　　
押す: 中府に指を使ってやさしく押し込むことで、刺激を与えます。力を入れすぎず、自分の体に適した強さで刺激しましょう。数分間押し続けると効果的です。

因みに、冷やすのは、NG！乳汁が出づらくなる。

中府を刺激することで、乳腺の詰まりがほぐれ、血行やリンパの流れが改善されると考えられています。ただし、個人の体質や状態によって効果には個人差がありますので、自己判断で行うのではなく、専門家の指導を仰いだり、医師に相談することをおすすめします。

乳腺炎は早期に治療することが重要ですので、中府を刺激するだけでなく、医師の診察を受けることも忘れずにしましょう。